2013年9月13日金曜日

書評 デール・カーネギー 『人を動かす』

しく書評です。本日紹介したい本はデール・カーネギー 『人を動かす




も一回のサラリーマンですが、サラリーマンというのは本当に生きにくい職業だと思う。

それは異なる価値観や異なるメソッドを持つ多くの人たちと協業を余儀なくされているからに他ならない。

もちろんこのことはサラリーマン固有の問題ではなく、社会の中で生きていく限り普遍的な問題だと思う。

他人の資本でビジネスをしている以上、多くのステークホルダーと多くのスポンサー(資金面のスポンサーに限らず、プロジェクトの後ろ盾となる方など)などなどの合間を縫って仕事を進めていかなければなりません。

個人ですべてを賄えれば楽ですが、実際は個人の能力には限界があり、全てをすることは当然不可能。

だからこそ、他人と働き、協力しながら成果を作り上げていかなければならないのだと思います。

ういった中で成功を収めるにはいわゆる頭のよさよりも、性格や人間性こそが唯一の資質なのではとよく思うことがあります。

この普遍的な問題の参考となる1冊がデール・カーネギー著の『人を動かす』という一冊。

ネタバレにもなりますが、盗人にも5分の理を認めろに始まり、他者とうまく付き合う第一歩は他者尊重することという点について記載された一冊です。


版は1937年、ビジネスの啓蒙本の中では古典中の古典ですが、その分トリッキーなことや、特定分野での話ではなく人を動かすにあたっての本質が書かれています。

啓蒙・ビジネス本があまたある中で何十年もベストセラーの位置にあり続けるのはそういった所以なのではと思います。

仕事がうまくいかない、プロジェクトが思うように進行しない、手がけた施策が思ったように成果がでない、社内のご意見番との調整が旨くつかない、部下が今一機能しない、他部署の上司に俺はそんな話し聞いていないなど仁義を要求されたなどなど、社会で仕事をするには様々な悩みがある。

これらは似て非なる数多ある問題だ。だからこそ基本に立ち返り、本質を語るこういった本が何年もベストセラーなのだとおもう。

私は人間関係で悩むとこの本を必ず読むようにしています。
まだ読まれていない方は是非一読をおすすめします。

なぜこの本が80年近くにわたりベストセラーになるかご納得いただけるかと思います。





目次

人を動かす(新装版) / D.カーネギー 目次(概要)

1 人を動かす3原則
2 人に好かれる6原則
3 人を説得する12原則
4 人を変える9原則
付 幸福な家庭を作る7原則
人を動かす(新装版) / D.カーネギー 目次(詳細)
1 人を動かす3原則
盗人にも五分の理を認める
重要感を持たせる
人の立場に身を置く

2 人に好かれる6原則
誠実な関心を寄せる
笑顔を忘れない
名前を覚える
聞き手にまわる
関心のありかを見抜く
心からほめる

3 人を説得する12原則
議論をさける
誤りを指摘しない
誤りを認める
おだやかに話す
“イエス”と答えられる問題を選ぶ
しゃべらせる
思いつかせる
人の身になる
同情を持つ
美しい心情に呼びかける
演出を考える
対抗意識を刺激する

4 人を変える9原則
まずほめる
遠まわしに注意を与える
自分のあやまちを話す
命令をしない
顔をつぶさない
わずかなことでもほめる
期待をかける
激励する
喜んで協力させる

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